コロナ禍以降から出てきた借入方法として給与前払いサービスがあります。以前解説した給料ファクタリングという悪徳サービスとは違い、給与前払いサービスはGMOやマイナビ等の大手も提供しておりますのでどんなサービスであるのか?デメリットはあるのかを解説させていただきます。
Contents
給与前払いサービスの仕組み
給与前払いサービスとは従業員への福利厚生の一つです。会社によっては前払いや日払いに対応しているところもありますが、会社の資金不足や経理の手間が掛かるなどの理由で対応していないところがほとんどです。そんな時に給与前払いサービスを提供する会社では前払い分を建て替えたり、前払いの手続きを代行してくれるメリットがありますので、導入するにあたり審査はありますがどんな会社でも前払いに対応できるようになるのです。
前払いは人材募集に役に立つ
しかし前払いができるようになって企業側はいったいどんなメリットがあるのでしょうか。前払いとはあまり良いイメージがありませんのでそんなに利用される方はいるのでしょうか?
そもそも前払いとは労働基準法で定められておりますので、企業側としては答える義務があり、従業員としては権利です。イメージが悪いのは前借りでこちらは答える義務はありません。前借りとは労働する前の給料です。
また前借り分を現金化する行為は違法ですので、給与前払いサービスでは対応しておりません。対応している会社が違法な実質闇金の給料ファクタリングという訳です。
その為前払いには答える必要があり、若者の40%が日払いを希望しているようです。この為日払いに対応する会社には募集が集まりやすくなりメリットがあるのです。
離職率の減少による経費削減
また前払いができる会社は福利厚生という面でもありがたいので、離職率が低下すると言われております。この為新たに求人広告を掲載する広告費や、新人教育にあたる人員の確保などの経費を削減することが可能です。
尚給与前払いサービスの費用は会社にもよります。初期費用、月額費用が発生するところもあればないところもあります。その他必要としては利用手数料が発生し、相場は3%~6%です。
しかし利用手数料は従業員が負担する場合が多いので、実質無料で導入できる会社も存在します。
給与前払いサービスの流れ
そこで給与前払いサービスがどんな方法で利用できるのか?導入したい企業と前払いしたい方両者について説明させていただきます。
ステップ1.サービス会社と契約
まず企業側は給与前払いサービスの会社へ申し込み、財務審査に通過したら契約できます。導入まではサービス会社によって変わり、1週間ほどのところもあれば1,2か月掛かるところもあります。
ステップ2.アカウント発行
次に従業員に対してアカウントを発行し、給与受ける口座と連携します。
そして勤怠データを連携します。
ステップ3.前払いの申請
そしてパソコンやスマホからアカウントに前払いを申請すると入金されます。
ステップ4.差額分を振込
そして実際の給料日に差額分が勤務先から振込されます。
ステップ5.支払い
企業は立替分をサービス会社に支払う流れです。
従業員側のメリット
従業員側としてはわざわざ会社に前払いのお願いをする必要がないので気軽に利用できるメリットがあります。
給与前払いサービスのデメリット
まずデメリットとして勤務先が給与前払いサービスを導入していなければ利用できません。個人がお申し込みできるサービスではないので、利用したければ勤務先にお願いするしか方法はないのです。
手数料がかかる
また手数料が発生します。手数料の相場は3%~6%、また振込手数料も別です。この手数料は会社が負担する場合、従業員が利用する場合、双方で負担する場合がありますので、必ずしも従業員が無料で利用できるわけではありません。多くの場合が従業員が負担するようになります。
社内評価が下がる
またやはり前払いはイメージの悪いものではありますので、企業側としてはお金がない方に役職を任せるのは不安に思うのは普通でしょう。
以上の様に給与前払いサービスとは利用したくても勤務先が導入していないと利用できないサービスですので、お金にお困りの方は当社ソフト闇金スターズも検討してください。