融資できないお客様

障害者年金受給者への融資は基本的にはお断りさせて頂きます。消費者金融や他社ソフト闇金等では可能な会社もありますが、当社スターズでは返済能力やお客様とのトラブル防止の観点からお断りさせていただいておりますのでご了承ください。

また、消費者金融などからの借入は可能ですが、注意点もあるので説明させていただきます。

障害者年金とその他の年金の違いとは?

まず障害者年金について説明させていただきます。

年金制度には主に次の3種類があります。

  1. 老齢年金:高齢になったときに受給する年金

  2. 障害年金:病気やけがで障害状態になったときに受給する年金

  3. 遺族年金:生計を支えていた人が亡くなったとき、遺族が受け取る年金

障害者年金は、このうちの 2. 障害年金 にあたります。以下に詳細を比較します。

【表】障害年金と他の年金の比較

項目障害年金老齢年金遺族年金
目的障害による就労困難を支援する高齢による収入減少を補う家計の支柱を失った遺族の生活保障
支給開始年齢年齢制限なし(初診日と障害等級による)原則65歳(繰上げは60歳から可)原則制限なし(死亡の翌月から)
支給条件初診日に保険加入・一定の保険料納付あり一定の保険料納付期間(原則10年以上)死亡した人が一定期間年金を納めていたこと
審査基準医師の診断書+障害等級(1〜3級)納付期間などの要件のみ家族構成と被保険者の納付歴による
併給の可否原則として老齢年金や遺族年金とは併給不可障害年金との併給は原則不可障害年金・老齢年金と選択受給

障害年金とは?

障害年金とは、国民年金や厚生年金保険に加入している間に、病気やけがで障害を負った場合に支給される公的年金です。

  • 初診日が国民年金加入中:→「障害基礎年金」が対象(1級または2級)
  • 初診日が厚生年金加入中:→「障害厚生年金」が対象(1級〜3級)

老齢年金とは?

老齢年金は、一定期間、年金保険料を納めた人が原則65歳以降に受給する年金です。代表的なのは「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」です。

  • 保険料納付期間:10年以上必要

  • 年齢によって繰上げ・繰下げ可能(60歳〜70歳)

遺族年金とは?

遺族年金は、被保険者が亡くなった場合に、その人によって生計を維持していた遺族に支給されます。

  • 「遺族基礎年金」:主に18歳未満の子のある配偶者

  • 「遺族厚生年金」:妻、子、孫、父母など一定の遺族

以上の様に年金と言っても障害者年金は違うものです。ちなみに当社では高齢年金、遺族年金の方は融資対象者です。

借入時の注意点とリスク

年金を担保にした借入は、法律で禁止されています。
ただし審査時に収入としてみなすかは金融会社によって変わってきます。

金融機関の対応の違い

業者種別障害年金を収入とみなすか備考
大手消費者金融(例:アコム、アイフル)みなすケースあり審査結果により個別対応。公式には明示されていない。
中小消費者金融柔軟に対応する傾向独自審査が多く、相談に応じてくれる場合あり。
銀行カードローンみなさない場合が多い勤務先などの「就労収入」が基準。
闇金収入としてみなすケースが多い

以上の様に年金以外の収入が基本的に審査されますので無職の方は難しいです。

即日融資の可否

障害年金受給者が即日融資を受けるのは難しい場合があります。

特に、年金収入のみで他に収入がない場合、審査に時間がかかることがあります。急ぎで資金が必要な場合は、事前に金融機関に相談し、審査の可否や所要時間を確認することが重要です。

消費者金融が障害年金を認める場合の審査ポイント

以下のような条件を満たしていれば、障害年金でも融資が可能な場合があります。

1. 安定した受給履歴がある

  • 年金証書や年金振込通知書を提示できる

  • 過去1年以上にわたって受給実績があると有利

2. 信用情報に延滞・債務整理履歴がない

  • CIC、JICCなどの信用情報機関に事故情報がないことが重要です。

3. 借入希望額が少額

  • 10万円〜30万円などの少額融資はハードルが下がる

まとめ:障害年金は収入とみなされるが審査の壁もある

消費者金融の一部では障害年金を収入と認めて審査対象しますが、就労収入ではないため、審査が厳しくなることもあるあります。この為障害者年金受給者の方で借入を検討している場合は、まずはお近くの社会福祉協議会や金融機関に相談し、最適な借入方法を見つけましょう。生活福祉資金貸付制度は、低所得者や障害者、高齢者世帯を対象にした公的な貸付制度です。