
今回はスマホ決済サービスPayPayで借入ができるのか説明させていただきます。
PayPayに借入サービスは無い
結論から言いますとPayPay自体には借入サービスはありません。これはPayPayがスマホ決済サービスだからです。スマホ決済サービスとは現金やクレジットカードの代わりに決済する仕組みの為、カードローンのような機能はないのです。
PayPayブランドの借入サービス
ただし、PayPayブランドを冠した借入サービスはあります。それはPayPay銀行カードローンとPayPayカード(クレジットカード)のキャッシング機能です。
また、借入ではありませんが、PayPayの機能にはPayPayクレジット(旧PayPayあと払い)という後払い決済サービスがあります。そこでそれぞれの仕組みと審査難易度について説明します。
PayPay銀行カードローンの借入サービス

PayPay銀行カードローンの基本情報
PayPay銀行カードローンは、年利1.59%〜18.0%の金利設定で、最大借入限度額1,000万円という銀行系カードローンとしては非常に競争力の高いサービスです。借入限度額に応じて13段階の金利が設定されており、高額借入ほど低金利が適用される仕組みとなっています。
特に注目すべきは初回借入日から30日間無利息という特典で、銀行カードローンでは珍しいサービスとなっています。これは消費者金融系カードローンに多く見られる特典で、短期間での返済を予定している利用者には大きなメリットです。
申込資格は20歳以上70歳未満で安定した収入のある方が対象で、専業主婦でも配偶者に安定収入があれば申込可能です。ただし、PayPay銀行での普通預金口座開設が必須条件となっており、口座を持たない方は同時に口座開設手続きが必要です。
PayPay銀行カードローンの審査プロセス
PayPay銀行カードローンの審査は、一般社団法人全国銀行協会(JBA)の信用情報に基づいて実施されます。審査プロセスは書類審査、信用情報照会、在籍確認の3段階で構成され、通常3営業日から1週間程度で完了します。
在籍確認は原則として勤務先への電話連絡で行われますが、個人名での連絡となり、PayPay銀行の名前やカードローン申込の事実は伝えられません。どうしても電話連絡が困難な場合は、事前に相談することで書類による在籍確認に変更できる場合があります。
審査における重要なポイントとして、①年収に対する適正な借入希望額の設定、②安定した勤務形態(正社員、公務員が有利)、③他社借入の少なさ、④過去の金融事故履歴の有無が挙げられます。借入希望額は年収の10分の1程度から開始し、利用実績に応じて増額申請することが審査通過の確実な方法です。
PayPay銀行では、借入額を少なくしても審査には影響がないことを公式に明言しており、過大な借入希望額設定による審査落ちリスクを避けることができます。審査結果はPayPay銀行ローンアプリまたは登録メールアドレスへ通知されます。
PayPay銀行カードローンの借入・返済方法
PayPay銀行カードローンの借入方法は主に3つあります:①PayPay銀行ATM、②提携金融機関ATM、③インターネットバンキングです。PayPay銀行ATMでは24時間手数料無料で借入・返済が可能で、セブン銀行ATM、E-net ATM、ローソン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATMなどの提携ATMでも利用できます。
インターネットバンキングを利用した場合、最短60秒で借入金が口座に反映されるため、急な資金需要にも迅速に対応できます。PayPay銀行の専用アプリでは、借入可能額が円グラフで表示され、視覚的な残高管理が可能です。
返済方法については、①自動引落し(毎月指定日)、②ATM返済、③インターネット返済の3つから選択できます。毎月の最小返済額は借入残高に応じて設定され、ゆとりコースでは借入残高3万円以下の場合、月1,000円からの返済が可能です。追加返済や一括返済も随時可能で、利息負担を軽減できます。
返済日は自分の給与日に合わせて設定でき、口座残高不足による延滞を防ぐための事前通知機能も用意されています。返済実績に応じて利用限度額の増額審査を申し込むことも可能で、良好な利用履歴があれば金利優遇を受けられる場合があります。
審査難易度
ソフト闇金の利用者だったらご存じだと思いますが、PayPay銀行カードローンは銀行系サービスとして、より厳格な審査基準が適用されています。年収の詳細確認、勤続年数、他社借入状況などがより厳しくチェックされます。
PayPayユーザーは有利になるのか?
PayPay銀行カードローンの審査は、一般的な銀行カードローンとして慎重に行われており、特別に「PayPayユーザーだから有利」という扱いはありません。申込条件や審査基準も通常通り(年齢・収入・信用情報・他社の借入状況など)であり、PayPayアプリの利用状況が加味されることはないと見られます。
メリットは手続きが楽になるだけ
アプリ経由なら案内に従って入力・アップロードを進めるだけで申し込みが簡単になるメリットはあります。
PayPayカードのキャッシング機能

PayPayカードはクレジットカードです。キャッシング機能を付けることもでき、最大50万円迄借入可能です。
借入方法
「ATMキャッシング」と「ネットキャッシング」を選べます。
- ATM:暗証番号で現金を即時引き出し
- ネット:指定の口座へ振込(手数料不要)
審査難易度
安定した収入の証明、適切な枠設定、良好なクレヒスなどが重視されます。
また「多重申込」「高めのキャッシング枠希望」は審査に不利となる可能性がありますのでご注意ください。
PayPayクレジットの後払いサービス

PayPayクレジットの基本概要と申込条件
PayPayクレジットは、PayPayアプリ内で利用できる後払い決済システムとして2021年にサービスを開始しました。
申込には以下の条件を満たす必要があります。
- 年齢18歳以上
- 日本国内に居住している個人、PayPayアプリの利用登録が完了している方
申込プロセス
申込プロセスは極めてシンプルで、PayPayアプリから「PayPayカード」→「はじめる」→「申し込む」の順番で進めることができます。本人確認書類の提出は運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証のいずれかをスマートフォンで撮影してアップロードするだけです。
PayPayクレジットの大きな特徴は、バーチャルカードとしての機能を持つことです。審査完了後、物理的なクレジットカードを発行せずに、PayPayアプリ内で「PayPayカード」のバーチャルカードが自動発行され、即座に利用開始できます。これにより、従来のクレジットカード発行における郵送期間(通常1-2週間)を短縮し、申込当日からの利用が可能となっています。
PayPayクレジットの審査基準
PayPayクレジットの審査は、PayPayカード株式会社が独自の審査基準に基づいて実施しています。審査に影響する主要な要素として、①信用情報の健全性、②年収や勤務状況の安定性、③他社借入状況、④PayPayアプリの利用履歴が挙げられます。
審査通過率を向上させるための実践的なアドバイスとして、まず信用情報の事前確認が重要です。過去24ヶ月以内の支払い延滞記録がある場合、審査通過は困難になります。株式会社日本信用情報機構(JICC)への情報開示請求により、自身の信用状況を事前に把握することをお勧めします。
申込時の年収は正確な金額を記載し、勤続年数が1年未満の場合は可能な限り試用期間終了後の申込を検討してください。他社からの借入がある場合は、申込前に可能な範囲で残高を減らすことが審査に有利に働きます。総量規制により、他社借入を含めた総額が年収の3分の1を超える借入はできません。
PayPayアプリの利用履歴も審査要素の一つとなるため、申込前に一定期間PayPay残高での支払いを継続し、良好な利用実績を作ることが推奨されます。審査完了は最短2分から最大7日間程度で、結果はPayPayアプリのプッシュ通知で連絡されます。
審査基準
PayPayクレジットは相対的に審査が易しく、年収200万円以上のパートタイム労働者でも審査通過の可能性があります。
また、PayPayクレジットは利用額が比較的少額(通常10万円〜50万円程度)であるため、返済リスクが低く評価されます。これは最近流行しているペイディやバンドルカード等の後払い決済サービスに対抗している部分があり審査が甘いのです。
PayPayクレジットは借入ができない・その他のデメリット
一方、デメリットとして利用可能額が比較的少額に設定される傾向があります。初回審査では10万円〜30万円程度の設定が多く、高額な買い物には向きません。また、PayPay加盟店以外では利用できないため、利用場所が限定的です。分割払いやリボ払いの選択肢が限られており、支払い方法の柔軟性に欠ける面があります。
そして、キャッシング機能がないため、現金での借入はできません。あくまで買い物の後払いサービスであり、現金が必要な場面では利用できないという制約があります。利用限度額の増額も、利用実績と信用情報に基づく再審査が必要で、即座の増額は困難です。
PayPayクレジットが使える場所
ただし借入はできませんが、PayPayは至る所で利用できるので生活費を調達する上では問題ない部分もあるのです。利用可能な加盟店は、PayPayが使える全国の実店舗約374万カ所およびオンライン決済対応のEC サイトとなり、日常生活における幅広い支払いシーンで活用できます。
実店舗では、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、飲食店、ガソリンスタンドなど、日常生活に密着した幅広い業種で利用できます。大手チェーン店の多くがPayPay決済に対応しており、セブン-イレブン、ファミリーマート、イオン、マクドナルド、スターバックスなどでの利用が可能です。
オンライン決済については、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、メルカリなどの主要ECプラットフォームでPayPay決済が導入されており、インターネットショッピングでも活用できます。特にYahoo!ショッピングでは、PayPayクレジット利用時に追加のポイント還元があるため、高還元率での買い物が可能です。
公共料金の支払いについても対応が進んでおり、電気・ガス・水道料金の一部、携帯電話料金、税金(地方税統一QRコード対応自治体)での利用が可能となっています。ただし、医療費、保険料、一部の金融商品購入など、利用制限がある分野も存在するため、事前の確認が必要です。
現金化はできるがリスクがある
また借入ができない為借金の返済にも活用することは出来ません。
一応『クレジットカード現金化業者』で残高を現金化することは可能ですが、高額な手数料を取られてしまうため注意が必要です。
また、PayPayクレジットは返金もできません。この為審査が不安な方は当社ソフト闇金スターズにご相談ください。当社は金融ブラックの方でもご融資可能です。