
d払いを利用されていらっしゃる方は多いと思いますが、後払いは可能なのか、借入機能はあるのかという疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、d払いの支払い方法について詳しく解説し、電話料金合算払いによる実質的な後払いの仕組み、チャージ方法、限度額設定を説明します。
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d払いの特徴
d払いとは、NTTドコモが2018年4月から提供しているスマートフォン決済サービスです。ドコモの回線契約がない方でも「dアカウント」を作成することで利用できるため、幅広いユーザーに開かれたサービスとなっています。
2025年6月末時点でd払いの利用ユーザー数は6,700万人を突破し、利用可能箇所は479万か所以上にのぼるなど、日本国内で急速に普及しているキャッシュレス決済サービスのひとつです。
d払いは、店舗での買い物やオンラインショッピングで、スマートフォンひとつで決済が完了する便利なサービスです。バーコードやQRコードを使った決済方法で、レジでアプリを起動して提示するだけで支払いが完了します。また、ネットショッピングでもd払いに対応しているサイトであれば、クレジットカード番号を入力する手間なく簡単に決済できます。
d払いで利用できる3つの支払い方法
- 電話料金合算払い:月々の携帯電話料金とまとめて支払う方法(ドコモユーザー限定)
- d払い残高からの支払い:事前にチャージした残高から支払う方法
- クレジットカード払い:登録したクレジットカードから支払う方法(dカード、その他のクレジットカード)
これら3つの支払い方法のうち、「電話料金合算払い」が実質的に後払いの機能を持つ支払い方法となります。事前にチャージする必要がなく、d払いで使った金額を翌月の携帯電話料金と一緒に支払うことができるため、手元に現金がない場合でもすぐに買い物ができる利便性の高い決済方法です。
dポイント還元でお得に利用
d払いを利用すると、購入金額に応じてdポイントが貯まります。実店舗での支払いでは200円(税込)につき1ポイント(還元率0.5%)、オンライン利用では100円につき1ポイント(還元率1%)が付与されます。
貯まったdポイントは1ポイント=1円として支払いに利用でき、ドコモのサービスだけでなく、ローソンやマクドナルドなど全国の加盟店で使えるため、日常的にポイントを活用しやすい仕組みになっています。また、d払いで支払う際にdポイントを使うこともできるため、ポイントの利用先に困ることがありません。
d払いの後払い方法!電話料金合算払いを徹底解説

電話料金合算払いとは何か
電話料金合算払いの支払い方法は、ポストペイ型(後払い型)のキャッシュレス決済として分類され、利用者は事前にお金をチャージしたり口座残高を気にしたりする必要がなく、スムーズに買い物ができます。
電話料金合算払いの仕組みは非常にシンプルです。d払いで買い物をすると、その金額が当月1日から当月末までの期間で集計され、翌月の携帯電話料金に合算されて請求されます。つまり、実際の支払いは翌月になるため、「後払い」として機能します。
電話料金合算払いの利用条件
- ドコモの回線契約があること
- spモード(またはiモード)契約、ahamoインターネット接続サービス、irumoインターネット接続サービス、eximoインターネット接続サービス、ドコモ光のいずれかを利用していること
- 個人名義の契約であること(法人名義は制限あり)
電話料金合算払いのメリットとデメリット
電話料金合算払いには、他の支払い方法にはない独自のメリットがあります。一方で、注意すべきデメリットも存在します。利用前にしっかりと理解しておくことが重要です。
電話料金合算払いのメリット
- 事前チャージ不要:残高を気にせず、いつでも買い物ができる
- 支払いを翌月に先送りできる:給料日前でも安心して利用可能
- 利用明細を一元管理できる:携帯電話料金と一緒に確認できるため、家計管理がしやすい
- dポイントが貯まる:200円につき1ポイント(還元率0.5%)が付与される
- クレジットカード不要:クレジットカードを持っていなくても後払いが利用できる
電話料金合算払いのデメリット
- ドコモユーザー限定:他社の携帯電話を利用している方は使えない
- 利用限度額が低い場合がある:契約期間や支払い状況によっては、月10,000円程度に制限されることも
- 使いすぎのリスク:翌月の請求額が予想以上に高くなる可能性がある
- 分割払いができない:基本的に翌月一括払いのみ
電話料金合算払いの利用限度額
電話料金合算払いには、利用者の年齢や契約期間、利用状況、支払い状況などに応じて限度額が設定されます。この限度額は毎月1日にリセットされ、新たに利用可能になります。
| 年齢・契約状況 | 設定可能な限度額範囲 |
|---|---|
| 19歳以下の未成年 | 一律10,000円/月 |
| 20歳以上(契約期間・支払い状況による) | 10,000円〜100,000円/月 |
| 法人名義 | 一律10,000円/月 |
20歳以上の方でも、契約してすぐの場合は限度額が低く設定されることがあります。契約期間が長く、支払い状況が良好であれば、徐々に限度額が引き上げられる仕組みです。限度額は1,000円単位で自由に設定変更できるため、使いすぎが心配な方は低めに設定しておくこともできます。
d払いで電話料金合算払いを設定する方法
設定はアプリのお支払いの設定から電話料金合算払いを選び、ネットワーク暗証番号を入力すれば完了します。
電話料金合算払いの限度額確認・変更方法
現在の利用限度額は、d払いアプリまたはmy docomoアプリから簡単に確認・変更できます。定期的に確認し、自分の利用状況に合わせて適切な金額に設定することをおすすめします。
【d払いアプリでの確認・変更手順】
- d払いアプリを起動し、画面右下の「アカウント」をタップ
- 「ご利用限度額」を選択
- 「ご利用限度額を確認・変更する」を選択
- 現在の限度額が表示されるので、必要に応じて変更
- 変更後、「設定する」をタップして完了
限度額変更時の注意点
- お客様のご契約・お支払い状況によっては、設定可能ご利用限度額の範囲内であっても利用限度額の増額(元の限度額に戻すことを含む)ができない場合があります
- 直近2か月連続で携帯電話料金の支払いが期限内に完了していない場合などは、d払いの利用が制限されることがあります
- 限度額の変更は即座に反映されますが、増額の場合は審査が必要になることがあります
クレジットカード払いの限度額と設定方法

d払いはクレジットカードでもチャージすることができますので、実質的に後払いが可能となります。
設定方法
アプリのお支払方法からdカードまたはクレジットカードの追加を設定します。
そしてカード情報を入力して、パスワード認証等が必要となりますので実施すれば完了します。
dカードの限度額
dカードでは、基本的にカードの限度額が上限となります。
dカード以外のクレジットカードを利用する場合
dカード以外のクレジットカードを支払い方法に設定した場合、d払いの利用限度額は「オンライン本人確認」の実施状況によって大きく異なります。
| 本人確認の状況 | 月間利用限度額 |
|---|---|
| オンライン本人確認 未実施 | 50,000円/月 |
| オンライン本人確認 実施済み | 500,000円/月 |
オンライン本人確認を実施することで、月間利用限度額が50,000円から500,000円へと10倍に引き上げられます。本人確認は、d払いアプリから簡単に実施できます。本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、在留カードのいずれか)と、それを読み取れるスマートフォンがあれば、数分で手続きが完了します。
【オンライン本人確認の手順】
- d払いアプリを起動し、「アカウント」タブを選択
- 「本人確認」を選択
- 本人確認書類を選択(マイナンバーカード、運転免許証、在留カードから選択)
- 画面の指示に従って書類の撮影を実施
- 自撮り(顔写真)を撮影
- 審査完了後、本人確認が完了(通常数分〜数日)
dカードを利用した場合のメリット
d払いの支払い方法にdカード(dカード、dカード GOLD、dカード PLATINUM)を設定すると、dカードの利用限度額がそのままd払いの利用限度額となります。さらに、dポイントの二重取りが可能になる大きなメリットがあります。
dカード利用時のポイント還元
- d払い基本還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
- dカード支払い特典:0.5%(追加で200円につき1ポイント)
- 合計還元率:1.0%(実質的に200円につき2ポイント)
さらに、dポイント加盟店でdポイントカードを提示すれば、ポイント三重取りも可能になります。
【重要な変更点】
2025年8月26日(予定)から、電話料金合算払いの利用において、電話料金の支払い方法にdカード以外のクレジットカードを設定されている場合は、dポイント進呈の対象外となります。dポイントを効率的に貯めたい方は、dカードの利用をご検討ください。
d払いに借入機能はあるのか?dスマホローンとの違い

d払い自体には借入機能はありません。d払いはあくまで決済サービスであり、金銭を借りるためのサービスではありません。電話料金合算払いは「後払い」ですが、これは翌月に支払いを先送りする機能であり、「借入」とは性質が異なります。
ただし、NTTドコモが提供するdスマホローンというカードローンサービスを利用することで、借り入れたお金をd払い残高に直接チャージすることができます。これにより、実質的にd払いで借入金を使用できる仕組みが整っています。
dスマホローンとは
dスマホローンは、NTTドコモが提供するカードレスのカードローンサービスです。アプリまたはWebからの手続きで、必要な時にいつでも借入ができる利便性の高いサービスとして注目されています。
dスマホローンからd払い残高へのチャージ方法
dスマホローンの契約後、d払い残高への借入は24時間365日可能です。借入をしたお金は原則すぐに入金されるため、急な出費にも対応できます。d払い残高にチャージしたお金は、そのままd払いで買い物に使えば、dポイントも貯まってお得です。
【dスマホローンからd払い残高へのチャージ手順】
- dスマホローンアプリまたはd払いアプリから借入手続きを開始
- 「d払い残高へのお借入れ」を選択
- 借入金額を入力(1,000円単位)
- 返済方法を確認(毎月の返済額など)
- 内容を確認して手続き完了
- 原則、手続き後すぐにd払い残高に入金される
d払い残高にチャージされた借入金は、セブン銀行ATMからスマートフォンで24時間365日引き出すこともできます。ただし、d払い残高には送金、引き出しなどの利用上限および残高の上限があるため、事前に確認しておくことが重要です。
dスマホローンの申込条件と審査
dスマホローンを利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。審査申込には、ドコモの携帯電話回線の契約またはdアカウントが必要です。最短で即日お金を借りられますが、ドコモ回線の携帯電話を持っていない人は事前にdアカウントを作成する必要があります。
【dスマホローンの申込条件】
- 年齢:20歳以上69歳以下
- 収入:安定した収入があること
- その他:日本国内に居住していること
【dスマホローン申込時の重要な注意点】
- dスマホローンとdカードのキャッシングサービスは併用できません
- dスマホローンの契約に際し、dカードのキャッシングサービス利用枠の取り消しが必要です
- キャッシング利用枠取り消し後、再度申し込むことはできません
- 審査の結果によっては、ご希望に添えない場合があります
支払い遅延のリスクと対処法
電話料金合算払いやdスマホローンを利用する場合、支払い期日を守ることが非常に重要です。支払いが遅延すると、様々なリスクが発生します。
d払いの利用停止
直近2か月連続で支払いが期限内に完了していない場合、d払いが利用できなくなります。
利用限度額の引き下げ
支払い状況が悪化すると、利用限度額が引き下げられる可能性があります。最悪の場合、月10,000円まで減額されることもあるようです。
信用情報への影響
長期間の延滞(61日以上または3か月以上)は信用情報機関に記録され、将来的なローンやクレジットカードの審査に影響する可能性があります。
回線契約の制限
携帯電話料金の支払いも含めて延滞が続くと、最悪の場合、回線契約が解除される可能性があります。
以上のようなデメリットがありますので、支払いはきちんと行ってください。請求額が足りない時は当社ソフト闇金スターズがお力になります。ブラックでも借入OKです。



