ゼロゼロ物件とは敷金と礼金が発生しない為、お得だと思われる方も多いと思いますが、実は被害も出ていますので紹介したいと思います。
他の費用が高い
一見お得だと思いますが、家賃が相場よりも高かったり、鍵交換代、クリーニング代等様々な名目で請求する不動産業者も存在します。
被害も起きている
さらに問題となっている点が違約金の請求です。
たった1日支払いが遅れただけでも違約金が2万円請求された事例もあります。これは貧困ビジネスと言い、どこでも借りることができない方に貸し、家賃が遅れるのを見越して契約しているのです。これでは悪徳な闇金と変わりがありません。
強制退去させられる
また一日でも支払いが遅れると、勝手に部屋の鍵を交換され強制退去されるケースもあります。さらに、不動産屋は合鍵を使い勝手に上がりこんで荷物をすべて処分します。例え女性の住居者でも男性の不動産屋が部屋に上がり込んだりします。
このような行為は住居侵入罪や窃盗罪にもなりますので、被害にあえば弁護士に相談すると不動産屋に応対してもらえることもあります。
なぜこのような被害が多いのか
被害対策弁護団は、非正規雇用など低所得者を狙った悪質な貧困ビジネスだと警笛を鳴らしています。被害者は収入が不安定な職場で働き、初期費用を多く準備ができずにゼロゼロ物件を選ばざるを得ない状態です。
そして、ゼロゼロ物件では物件を貸すというよりも、ホテルの様にカギを貸しているようなものだからです。その為1日でも家賃が遅れると追い出されてしまうのです。
大手のミニミニさんなどではこのような契約は行っていないようですが、都内にある中小の不動産屋ではこういった行為が行われていますのでご注意ください。