コロナ不況でお困りの経営者様は今回説明するシステム金融の手口にご注意ください。
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システム金融とは何か
システム金融とは複数の闇金が中小企業に対して高金利で融資する手口です。なぜ金利が高いのに複数の闇金から借入してしまうかと言うと、手形を担保に融資を行いますので、債務者は不渡りを出せないからです。不渡りは半年間に2回出してしまうと銀行との取引が2年間できなくなります。この情報は他行も分かりますので、全ての銀行が利用できなくなるのです。2年間も銀行と取引できないと会社を続けることができなくなり、倒産してしまいます。これを絶対に避けたいが為に、複数の闇金から借入してしまうのです。
システム金融の仕組み
システム金融はFAXやダイレクトメールで勧誘を行ってきます。利用する場合は手形を切って業者へ郵送すると融資を受けることができます。
ただし満期までにお金を用意できないと不渡りとなってしまいます。そんな時に闇金から事業資金の融資の勧誘が同じようにFAXで来ると利用してしまうのです。同じように手形を切って融資を受けても、お金が用意出来なければ不渡りとなってしまいますので、また別の業者を利用するしかありません。これが不渡りを出すまで続くのです。
なぜ満期に近いタイミングで闇金から勧誘が来るのかと言うと、実は全て同じ闇金グループだからです。
このようなネットワークシステムで融資を行う手口がシステム金融なのです。手形を担保に融資する金融会社にはくれぐれもご注意ください。